あなたの価値観にあった治療のために

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共有意思決定(SDM)とは


膿疱性乾癬の治療には多様な選択肢が存在し、医療者は「治療・ケアの専門家」として、エビデンスに基づいた治療選択肢を提供します。

しかし、膿疱性乾癬の症状は個人差が大きく、治療の目的や目標も一人ひとり異なります。患者さんは「病気と共に生きていくことの専門家」として、体調に関することだけでなく、価値観、希望、目標、日々の楽しみや不安などを伝えることで、医療者と相談しながら、ご自身にとってのよりよい治療方針を決定していくことができると考えられます。

このような治療方針の決定方法をシェアード・ディシジョン・メイキング(SDM:共有意思決定)(図1)と呼び、膿疱性乾癬だけでなくさまざまな病気の治療方針の決定において重要と考えられています。

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図1 シェアード・ディシジョン・メイキング (SDM:共有意思決定)

「治療に直接関係しないので言いづらい」、「言葉にするのはむずかしい」、そんな思いがあるかもしれませんが、言いづらい事柄のなかに最適な治療のヒントが隠されていることが多くあります。 あなたの希望や思いを医療者に伝え、よりよい日々を過ごしていきましょう。

膿疱性乾癬で治療方針を決めるタイミング


膿疱性乾癬の治療方針を決めるタイミングは主に入院した時、退院する時、通院で治療をしている時、の3つがあります(図2)。それぞれのタイミングにおいて、どのように治療していきたいか考えてみましょう。

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図2 膿疱性乾癬の治療方針を決める主なタイミング

膿疱性乾癬 コミュニケーションノート

あなたの希望や思いを医療者に伝え、あなたの価値観にあった治療を一緒に考えるために、このノートを使って医療者と相談してみましょう。

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患者さんの声
患者さんの声

膿疱性乾癬(GPP)と診断された方々が、どう病気と向き合いながら生活を送っているのか、患者さんやご家族にお伺いしました。